9月17日、障がいを持つ子どもの親御さんを対象に、「生活介護事業所」と「地域活動支援センター(地活)」の見学会を開催しました。
親としての不安や疑問を解消する貴重な機会となり、参加者は早いうちからの情報収集の重要性を感じられたのではないかと思います。
あいうえおハウス 生活介護事業所見学
社会福祉法人 あいうえおハウス 生活介護事業所
https://aiueohouse.com/
最初に訪れたのは、社会福祉法人あいうえおハウス の生活介護事業所。
二班に分かれて見学会開始です。
施設長の天野さんにお話を伺いながら、たくさんの場所を見学させていただきました。
施設内は広々としており、作業場やレクリエーションのスペースが整っていました。
また、療育の時間を充実させるための玩具やスタッフさん手作りの知育教材などの用意もたくさんありました。
作業場は1階と2階にありました。
丁寧な説明をいただきながら、時には笑いあり、参加者も説明にうなずきながら和やかに見学を進めました。
屋上の広いスペースでは、大縄跳びやボールを使った活動も行われているとのこと。
子どもたちが楽しみながら働き、学べる環境が整っています。
👆こちらは利用者さんが作成したものだそうです。
「針が使えるなんて!!私よりすごい!!」というお母さんの心の声が漏れていました。
スタッフの方々の支援のおかげですね。
利用者さんたちの休憩時間となるため、見学会は30分で終了しました。
規則正しい時間割の中で、30分間の見学会をさせていただいたことに本当に感謝です。
ありがとうございました。
「こういうところでお世話になれたらいいよね~~~~」というお母さんたちの声が聞こえました。
まだお子さんがお世話になる年齢ではないのに、もう、あいうえおハウスさん💛ラブになっていました。
あいうえおハウスさんの見学会を終えて、施設長の天野さんも一緒に、徒歩で地域活動支援センター つきみがおかさんに向かいます。
地域活動支援センターつきみがおか見学
地域活動支援センター つきみがおか
https://www.nagoya-rehab.or.jp/mainstaycenter/tuki.html
次に訪れたのは、地域活動支援センターつきみがおかです。
今年5月に移転されたとのことでとてもキレイな施設です!
こちらでは、参加者全員で施設内を見学し、施設の役割や福祉制度についての説明を受けました。
つきみがおかさんでは、全員が一斉に説明&見学をさせていただきました。
地域の居場所として、休息の場の提供やさまざまな活動プログラムや創作活動を実施されています。
疑問解消の質問ラッシュ
詳しい内容までは書けませんが、どんな質問が飛び交ったかほんの一例をご紹介します。
あいうえおハウスさんへの質問
- 送迎について、皆さんどのように通っていますか?
-
利用者さんの事例を3つだされて、わかりやすくお答えくださいました。
- 学校から未来を見据えて実習などを考えてください。と言われたのですが、こちらでは実習はありますか?
-
この質問にもとても分かりやすくお答えいただき、質問したお母さんは納得されていました。
- 利用者負担の費用はありますか?
-
世帯の収入状況によって負担上限金額が変わるが、食費など実費負担があるなど詳しく教えてくださいました。
- 皆さん、生活介護が終わった後の夕方の過ごし方は?
-
例えば…という3例をだして、わかりやすくお答えくださいました。
- 親が施設を見るポイントを教えてください。
-
「利便性」から始まり、3つのポイントを教えてくださいました。
つきみがおかさんへの質問
- そもそも地域活動支援センターは誰が利用できるの?
-
パンフレットなどをいただきながら説明をしてくださいました。各区によって対象ややっている内容が違うため、問い合わせをしたほうがよいことが分かりました。
- 基幹相談支援センターではどんな相談をしてよいの?
-
福祉制度や福祉サービスについて全般です。こんな時は?など具体的な質問に対しても丁寧に教えてくださいました。
- 地域活動支援センターは知的障がい者は利用できない?
-
基本的に精神障害者さんが対象。身辺自立している方が対象とのことです。民間でも地域活動支援サービスを行っているところはあるが、現状かなり少ないそうです。18歳以降の夕方の余暇活動の場所を見つけるのは課題満載です…。ですが、この現実を早くから知っておくことが大事です。
- 障害支援区分の認定調査について
-
支援サービスの中には、障害支援区分の認定を受けていないと利用できないものもあります。
認定調査ってなに?というところから説明をしていただきました。
みなさんからの質問が止まらない…という状態の中、一つひとつ丁寧にわかりやすくお答えいただき本当にありがとうございました。
親御さんが気になるポイントをひとつ丁寧に答えていただき、親御さんたちの不安を少しでも解消できたのではないかと思います。
ランチ会での親同士の交流
13人そろってランチ会です。(参加者さん10人)
食事が運ばれる前も、食事しながらも、食事後も話が途絶えないです。
専門家に聞く情報はもちろん必要です。
ですが、同じ立場の親同士や先輩ママに今の迷いを話してアドバイスをもらえるってことは、本当に力になるのです。
セミナーや見学会の後のランチ会は、重要な使命だと感じています。
参加者さんの感想
見学会に参加できて良かったです。自分の子供が必要になる年齢になった時に、どんなタイプのところがいいのかはっきりすると思うのですが、
その前から、自分に知識をつけておくことが重要だと、改めて感じました。
生活介護事業所さんも施設によって、考え方も支援の仕方も違うのだろうから、いろいろな場所に見学に行っておきたいと思いました。
まだうちの子には早いかも・・・。と思いましたが、参加してよかったです。早い段階でいろいろなところへ行くことが必要だと感じました。
10月以降のスケジュール
10月は大沼先生の親なき後対策セミナー
昨年とても大好評だった大沼先生のセミナーは参加されることをお勧めします。
11月はアイステップ談笑会
障がい福祉サービスはまだまだ制度が十分ではないのが現実です。
皆さんが困っていることや将来、不安に感じていることなどを話していきましょう。
12月は名古屋市議会議員さんがゲスト予定です。
障がい福祉サービスの現状や課題について、一緒に考え、解決策を見つけていきましょう。
申込み開始はおおよそ1カ月前から行います。
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